就労継続支援 A 型事業所「リール」

就労継続支援 A 型事業を行う障がい者就労支援施設。
就労継続支援A型事業所とは、障がいにより企業で働くことが困難な方であって、雇用契約に基づき(時給:香川県最低賃金~)、継続的に就業が可能な65歳未満(利用開始時)の下記の対象者に対し、生産活動、その量の活動の機会の提供、その他の就職に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練・支援を行います。

対象者は、具体的には次のような方があげられます。
・就労移行支援事業を利用したが、企業等の雇用に結びつかなかった方
・特別支援学校を卒業して就職活動を行ったが、企業等の雇用に結びつかなかった方

リールの仕事(作業)内容は以下の通りです。
・レストラン:調理、接客、片付け、配膳、清掃
・美容室:接客、清掃等美容師補助業務
・産直:集荷、袋詰め、販売、洗浄等
・カルチャースクール:机や椅子の準備、清掃等

ご利用をご希望する方の窓口は、雇用契約に基づくため、ハローワークです。最寄のハローワークで本施設の求人票をご確認ください。

観音寺市から指定を受ける福祉避難所

オープンしてからすぐ、観音寺市と調印式を行い、観音寺市初の障がい者福祉系の福祉避難所となります。施設には、30人が3日間生活をする為の食料や布団等が備蓄されています。また、災害時にスタッフや地域の方々とスムーズに被災時対応ができるように、今年度6回のワークショップを地域の方々と一緒に開催する計画があります。

今回成長するラーフが、観音寺市柞田町にオープンする新事業所リールでは、様々な所でユニバーサルな工夫をする為、平成29年11月からプロジェクトチームが立ち上がりました。支援員予定者や、美容室やカフェ作りのプロの皆さんでのチームです。そこに理事長毛利公一(車椅子当事者、社会福祉士、精神保健福祉士の国家資格取得、イベントプロデュース、講演活動など。そしてその活動が評価され、2014年に青年版国民栄誉賞と言われる人間力大賞準グランプリを受賞)が加わり、ユニバーサルな店舗作りの最強チームとなりました。

社会福祉法人ラーフは、これまで観音寺市・三豊市において、3つの拠点で訪問介護事業(障がい者高齢者にホームヘルパーを派遣する事業)、就労継続支援B型事業(障がい者に日中の就労場所を提供しスイーツ作りや農作業を行う事業)、地域生活支援事業(大人の発達障がい者に日中活動及び支援を提供する事業)を行ってきました。
ラーフが新事業を立ち上げる前には必ず地域のニーズ調査を行います。本件では、主に西部養護学校の生徒及び保護者約100名にアンケート調査を行いました。

その結果、就労支援サービスへのニーズが高く、西讃地区にはまだ無かった本事業を行う事で、地域のニーズに応え地域貢献できると考え、立ち上げを決意しました。