福祉がまちを元気にする——観音寺から生まれた「瀬戸のおばあ物語」
2025/12/01
私の地元である観音寺市から非常に心温まる、そして希望をつなぐニュースが届きました。私どもの運営する就労継続支援B型事業所「障害福祉サービス事業所やまもも」が開発した「瀬戸のおばあ物語」が、市のブランド認証品に認定されたというのです。
瀬戸内海放送で紹介されました。

地元の事業所がこうして地域企業と手を取り合い、市の「顔」となる商品を世に送り出したことは、誇らしい出来事です。
今回のニュースを読みながら、私は改めて自分が大切にしている「福祉『で』まちづくりをする」という視点について考えを巡らせていました。
一般的に、バリアフリーの整備や弱者へのサービスを充実させることは「福祉『の』まちづくり」と言えますが、私が実践しているのは、福祉をツール(手段)として地域全体の活性化や持続可能なコミュニティを構築する「福祉『で』まちづくり」です。
今回の「やまもも」の取り組みは、正にこの実践そのものだと感じます。 単に施設内で作業を完結させるのではなく、協力企業のニッショーさんという「地域」へ出向き、施設外作業を通じて共に商品を作り上げる。そこで生まれた「いりこご飯の素」や「カレーいりこ」など、観音寺産のいりこを凝縮した4種類の味わいは、障がいのある方々の「働きがい」と地域の「経済成長」を両立させています。福祉が単なる支援の枠を超え、地域の特産品を生かした経済活動の柱となることで、持続可能な地域社会が形成されていくのです。
私たちの法人「ラーフ」でも、これまでの10年を振り返り、これからの10年を見据えたビジョンを共有しています。その根底にあるのは、障がいがあろうとなかろうと、誰もが当たり前に地域に参加し、仕事をし、生活を楽しめる場所を作りたいという強い想いです。
今回のブランド認定は、「地域と共に歩む取り組みを大切に広げていく」というやまももの理念通り、観音寺市全体に新たな繋がりと活力を生み出す一歩になるはずです。私も地元の経営者の一人として、こうした素晴らしい挑戦に刺激を受けながら、2026年も仲間たちと共に、誰もが輝けるまちづくりに向けて歩みを止めることなく挑み続けたいと思います。